≪当日の様子≫

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▲イシガメシンポジウム
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▲口頭発表
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≪プログラム≫
◆12月20日(土)
13:00〜17:25
シンポジウム
「ここまで進んだ!民官学×アカミミガメ問題 現状と対応」
★ コーディネーター 亀崎直樹氏 (岡山理科大教授・須磨海浜水族園)
第1部 〜現状〜
1・ 「
アカミミガメの南西諸島侵攻 」
嶋津信彦 (沖縄生物学会)
2・ 「西日本におけるアカミミガメの分布 」
谷口真理 (神戸市立須磨海浜水族園/香川大学工学部)
3・ 「ミシシッピアカミミガメの影響と対策
〜彦根城中堀に自生するオニバス群落の保全に向けて〜 」
曽我部共生 (京都大 大学院 農学研究科)
4・ 「ミドリガメの販売中止を求める活動及び販売状況アンケート報告」
東さちこ (PEACE)
第2部 〜研究〜
1・ 「カメの爪切り −水田生態系に生息するカメ類の生物化学的分析−」
森淳 ((独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所)
2・ 「ミシシッピアカミミガメによる餌をめぐる積極的干渉」
保科明俊 (滋賀県大 大学院 環境科学研究科)
3・
「アカミミガメの繁殖に関する研究」
大家巧己・小西翔 (栃木県立佐野高等学校科学部カメ班)
第3部 〜対応〜
1・ 「素人集団によるアカミミガメ捕獲への道のり」
清水淳 (北川かっぱの会)
2・「ため池を守り、活かし、継承する「いなみ野ため池ミュージアム」
〜地域主体によるため池の生態系保全活動のススメ〜」
松原隆之 (兵庫県東播磨県民局地域振興室)
3・
「アカミミガメの規制に向けた国の検討状況と市民からの提言」
片岡友美 (認定NPO 法人 生態工房)
4・「明石市谷八木川におけるアカミミガメ防除」
堀貴明 (東海大海洋学部)
5・「篠山城の南堀におけるミシシッピアカミミガメの駆除と成果」
片岡智美 (東海大海洋学部)
6・「徳島県の鳴門市におけるレンコンのアカミミガメによる被害対策 」
佐藤章裕 (徳島県鳴門藍住農業支援センター)
16:40〜17:25 総合討論
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◆12月21日(日)
13:30〜17:00
シンポジウム
「房総発、未来へ残そうニホンイシガメの里
〜生息域保全の重要性を考える〜」
★コーディネーター:長谷川雅美 (東邦大理学部地理生態学研究室)
13:30〜14:45
第1部 〜房総のニホンイシガメは今〜
1・「房総半島におけるニホンイシガメの危機(U)」
小賀野大一 (千葉県野生生物研究会
)
2・「千葉県南房総におけるアライグマによる在来生物への影響と、今後の対策」
山赴ソ子 (東邦大理学部地理生態学研究室)
3・「千葉県ニホンイシガメ保護対策協議会の設立と活動紹介」
近藤めぐみ (NPO法人カメネットワークジャパン)
14:55〜15:45
第2部 〜房総から全国へ。ニホンイシガメの里を守るために〜
1・「淡水生カメ類の分布予測と種間相互作用の検討
」
加賀山翔一 (東邦大理学部地理生態学研究室)
2・「ニホンイシガメの保全に向けた生息状況評価の取り組み」
煖エ洋生 (東邦大学訪問研究員/(一財)自然環境研究センター)
15:50〜16:40 総合討論
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◆12月21日(日)
9:30〜11:00 口頭発表
1・「西日本のため池で採取したミシシッピアカミミガメとクサガメの食性」
三根佳奈子 (神戸市立須磨海浜水族園)
2・「岡山県白壁地区のカメ相」
友近沙織 (岡山理科大生物地球学部)
3・「東寺の境内に生息するカメ類の種構成の変遷 ー1972年と2014年の比較より」
鈴木大 (九州大 持続可能な社会のための決断科学センター)
4・「
爬虫両生類情報交換会「南房総イシガメ観察会」による館山市A地区のカメ類の生息状況 〜近年のイシガメ減少の原因について〜」
西堀智子 (爬虫両生類情報交換会・千葉県ニホンイシガメ保護対策協議会)
5・「岐阜市のニホンイシガメを守る生息域外保全の取組み」
楠田哲士 (岐阜大応用生物科学部 動物繁殖学研究室)
6・ 「ニホンイシガメの起源と化石記録」
平山廉 (早稲田大国際教養学部)
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◆12月21日(日)
11:15〜12:30 ポスター発表
「年輪を用いた過去サイズ推定方法の妥当性の検証 」
下藤章 (東邦大 理学部 地理生態学研究室)
「mCTを用いたニホンイシガメとクサガメ及びその雑種の頭骨形態の比較」
上野真太郎 (東京大 大学院 農学研究科)
「地域で取り組むアカミミガメ防除
〜いなみ野ため池ミュージアム運営協議会とともに〜 」
西堀智子 (和亀保護の会)
「市民参加でつくる東京のカメ分布図〜東京のカメしらべ〜(予報)」
増永望美 (認定NPO法人 生態工房)
「目視調査でカメ類の生息状況を把握できるか?」
片岡友美 (認定NPO法人 生態工房)
「岡山市笹ヶ瀬川におけるミシシッピアカミミガメ幼体の確認」
竹崎千尋(岡山理科大生物地球学部)
「2014年カメモニター調査結果とイシガメ訪問の話題」
菊水研二 (元岡「市民の手による生物調査」)
「千葉県印旛沼水系におけるカミツキガメ防除の現状と課題」
秋田耕佑 ((一財)自然環境研究センター)
「野生化した外来カメ類の成長速度」
小林頼太 (東京環境工科専門学校/ 新潟大 朱鷺・自然再生学研究センター)
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≪ブース出展≫
近年、水辺の生物多様性は河川改修や護岸工事、水質悪化、外来種の侵入等により著しく低下または消失しています。特に淡水性カメ類においては、外来種ミシシッピアカミミガメの蔓延による在来生物や農業への被害拡大、固有種ニホンイシガメの絶滅危機、外来生物クサガメと在来生物ニホンイシガメの交雑など、深刻な問題に直面しています。
在来カメ類とその生息環境を保全するために、本会では各地で保全や外来生物防除に取り組む研究者、行政、NPO、市民等が集まって最新の情報や知見を持ち寄り、交流や議論を重ねながら、問題の解決策や各主体の行動指針を考えます。
≪淡水ガメ情報交換会とは?≫
外来カメ対策や希少種ニホンイシガメの保全を進めるために、様々な主体と大小たくさんの情報や知見を共有し交換していきたい。そのような思いで、2012年に
第14回日本カメ会議&ニホンイシガメシンポジウムを企画開催しました。おかげさまで日本カメ会議史上最多参加者数、総勢145名が集まり、有意義な交流と意見交換を行うことができました。
このような充実した集まりを今後も定期的に継続して欲しい!という声に応えるため、当会はアカミミガメの調査研究やアカミミガメ問題に対する社会実験的な取り組みを行う神戸市立須磨海浜水族園と協力し、『淡水ガメ情報交換会』を立ち上げに至りました。