
・・・・子どものころ、川でイシガメを捕まえた。
・・・・お祭りの後、池でミシシッピアカミミガメを見るようになった。
そんな記憶や経験のある方はいませんか?
わたしたちは、カメの生息調査と合わせて、過去のカメの生息状況を明らかにしようと試みました。年代ごとに情報が集まれば、かつての在来種の分布や、外来種がいつごろから見られるようになったのか、といったカメの生息状況の変遷が見えてくるかもしれません。
皆さまのカメの記憶を集めて、記録として残すプロジェクト。★重点調査地域★
以下の水域には特に注目しました。
多摩川の支流
(秋川、浅川、平井川、谷地川、残堀川、大栗川、平瀬川、野川、仙川など)
<都内の河川図>
・調査対象期間
2010年3月以前
関東平野では、ニホンイシガメ、スッポン、クサガメ、ミシシッピアカミミガメの4種がよく見られます。
見分けるポイントは、頭の模様と、甲羅の色や形です。詳しくは以下の識別シートをごらんください。
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皆さまからお寄せいただいた情報をまとめてカメの生息分布図を作成し、ホームページで「東京・多摩川カメマップ」を公表しています。
本調査は、(公財)とうきゅう環境財団の研究助成を受けて実施しました。財団ホームページにて研究成果が公表されていますのでご覧ください(→こちらをクリック)。
今後も在来カメの保全を進めるため、東京都環境局など、東京都や多摩川流域の環境保全に関わる機関や団体へ情報提供や働きかけを行ないます。