かいぼり後、在来種の水草・ツツイトモが美しく群生し、「モネの池」と話題になった井の頭池(2019年6月)

都立 井の頭恩賜公園(三鷹市・武蔵野市)の井の頭池は、かつては豊富な湧水を湛え、ムサシトミヨやミヤコタナゴなどの水生生物、さまざまな水生植物が生息・生育する、豊かな水辺環境でした。ところが、1960年代に周辺の都市化に伴って湧水が枯渇し、夏場はアオコで緑色に、それ以外の時期は茶色に濁った池となってしまいました。また、ブルーギルやオオクチバス、コイなどの外来魚が蔓延し、悲惨な状態でした。

かつての自然をよみがえらせようと、2013年度から「かいぼり」による自然再生の取組が始まりました。この取組は行政・市民・NPOとの協働で行われ、現在も続いています。

かいぼり後、池の自然環境は大きく改善し、水辺のにぎわいが復活しつつあります。

当会は、市民参加型でのかいぼり事業(ボランティアコーディネート・イベント運営、および、かいぼり後の水生生物モニタリング)などを受託しています。


▼井の頭池の旬の情報はこちら

(東京都西部公園緑地事務所ホームページ)

▼生きものの様子や取り組みを、動画で紹介

(作成:2020年度)

▼ 井の頭公園での活動
井の頭池 雨水寄付

雨の日の井の頭池では、園路や裸地から池に泥水が流れ込んでいます。池水の濁りや底泥の堆積の原因です。 わたしたちは、雨水を浸透させて泥水の流入を止める取り組みをし…