守らなければ、消えてしまう原っぱ

「すすき原っぱ」は、光が丘公園の一画にある小さな草はら。
オギやススキが優占している、練馬区でもっとも広い草地です。

100種を超える在来植物や、ホオジロなどの鳥類、ショウリョウバッタモドキなどの昆虫が生息しています。
公園が整備される前にあった植生(芝生を植える前の状態)を現在に伝えている、大切な場所です。

モズ
ショウリョウバッタモドキ
ナンバンギセル
ホオジロ
クビキリギス
フジバカマ

交通アクセス

  • 所在地
    東京都練馬区光が丘4-1-1
  • 電車でお越しの場合
    都営地下鉄大江戸線「光が丘駅」下車
    徒歩10分
  • 都立 光が丘公園内
    バードサンクチュアリ入口の向かい側
    ※公園の案内図には表示されていません。

すすき原っぱのルール

ここは公園の中に残された、とても小さな草はらです。
草はらや生きものたちを傷つけないように、ルールをまもって見ていってください。

  • 草や虫を連れて帰らないでください。
    • 花や虫たちの成長を、みんなが楽しみに見守っています。
  • 草や生きものを、植えない・放さないでください。
    • 草はらにもともとすんでいる生きものが困ってしまいます。
      (地域の在来種を保全するため、園芸種や持ち込まれた生きものは取り除いています。)
  • 柵(さく)の中に入らないでください。
    • 踏みつけると土が固くなって、野草の種類が変わってしまいます。
  • ごみや犬のフンを捨てないでください。

すすき原っぱでの活動

武蔵野台地の草地景観と、さまざまな生きものを保全するため、草はらを維持・管理する作業を行っています。

そもそもこの草はらは、公園が開設された初期に、野生生物の保全区域として設置されたものです。
当会が発足した1998年当時には管理作業が行われていなかったため、当会が自主事業として活動を始めました。
2005年には、これまでの維持管理作業に加えて、草はらを拡げる事業に着手しました。

今はまだ小さな草はらですが、いつか広い草はらの風景の中で生きものを探したり遊んだりできることを思い描いて、活動を続けています。

活動への参加・ご支援についてはこちら

草はらの日 武蔵野茅原組合

「武蔵野茅原組合」とは、武蔵野の茅原保全プロジェクトです。 主な活動場所は、 光が丘公園の「すすき原っぱ」です。すすき原っぱに親しみ、積極的に保全していくために…