生態工房とは活動について参加する支援する
環境学習
環境学習とは
 生きものの暮らしに触れたり、より深く楽しく自然とふれあえるようにするための分野が「環境学習」です。
 環境学習には、地球環境について考えるものや、リサイクルなどの生活環境に関するものなど、さまざまな種類があります。
 当会は自然観察施設に携わるNPOなので、主に自然環境や野生生物に関する「解説(インタープリテーション)」と呼ばれる手法を中心に実施しています。
来園者への解説
 解説の手法は、
 (1)個人や団体向けの解説、自然観察会や体験学習などの行事といった「人が実施する」もの
 (2)展示、解説板、セルフガイド教材(パンフレットなど)など「物を介して実施する」もの
に大別されます。
 当会では、施設の立地や利用者の特性に合った学習プログラムや自然情報を提供するために、現場での実践を通して企画開発を行っています。

環境学習の形態・@解説
解説  施設などに常駐し、来場した個人や団体に対して行う、いわゆる「解説」がこれに当たります。
 扱う分野は自然や生物に限らず、地域の歴史や風習なども含みます。
▲ページのトップへ

環境学習の形態・Aプログラム
■体験工房
 地域の自然風土が培ってきた風習や、伝統的な自然あそびの体験を通して、道具の使い方や自然を利用するときのルールを学習するプログラム。
 「切る」「結ぶ」「燃やす」「食べる」などの生活技能を扱っているのが特徴で、光が丘公園バードサンクチュアリでの実践を通してプログラムの改良や開発を行っています。
◆プログラム例
体験工房「練馬の七夕かざりちゃが馬をつくろう!」
◆練馬の七夕かざり ちゃが馬をつくろう!◆
 七夕にあわせて、練馬区に伝わる七夕かざり「ちゃが馬」を作る講座。光が丘公園バードサンクチュアリがある練馬の伝統文化を知ると共に、すすき原っぱに生えるチガヤを利用し、原っぱに親しんでもらう内容。
◆落ち葉で焼きいも◆
 すすき原っぱで落ち葉かきをし、その落ち葉で焼きいもをする。植物の生育には人が手を加えなければならない一面もあることや、火の扱い方を学べる。
体験工房「落ち葉で焼きいも」

■体験工房
 普段入ることのできないサンクチュアリ内部に入る講座や、バードウォッチングなどの身近な自然観察、外来種観察会など。
◆プログラム例
光が丘水辺の生きもの教室
◆光が丘水辺の生きもの教室◆
 普段は入れないサンクチュアリの池側に入れる特別講座。参加者と共にボートで池をめぐり、水辺の生きものを観察する。外来種と在来種についての解説も行う。
 
展示を用いた解説
 
池の生物の解説


▲ページのトップへ

環境学習の形態・B展示
季節の生きもの展示 昆虫についての企画展

 展示は、施設に設置された模型などの工作物・自然の中から拾ってきた実物・パネルなどによって行われる解説の形態です。解説員によらない手法であるため、大勢の来場者に対して解説することができます。また来場者が落ち着いて自分のペースで利用することができるので理解が深まるという利点があります。
 光が丘公園バードサンクチュアリでは、生きものや当会の活動について深く解説する企画展を随時開催しています。また、季節ごとに見られる生きものについての即時性の高い展示を行っています。

 当会では光が丘公園バードサンクチュアリ等での実践を通して、旬の自然情報やハンズオン展示の工夫を重ねています。
▲ページのトップへ

環境学習の形態・C解説サイン
自然情報ボードの更新 ホワイトボードで季節の情報提供

 主に野外に設置された看板等による解説のほか、注意書きや施設の利用案内等の説明も含みます。
 当会では光が丘公園バードサンクチュアリ、すすき原っぱ、葛西臨海公園鳥類園等での実践を通して、解説内容や製作素材の研究を行っています。
▲ページのトップへ